高橋 巌
この方の『ヨーロッパの闇と光』の衝撃が、私を打った。 慈愛のまなざしの奥から、思想の強靱な意志が光る。
『シュタイナー哲学入門』、ちっちゃな本である。 しかしこれほど明晰に“知の大河の流れ”を語った本を私は知らない。 人の命のエッセンス、真珠の玉のような知の輝きが、命の大河のなかを手渡されていく様は、まるでアテナの胸元を飾る見事に統べられた首飾りを見せられているようで、その前に私は呆然と立ちすくんだ。
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