オーナーのご紹介

ペンション・モーツァルト オーナー

ペンション・モーツァルト オーナー

1983年にクラシックの演奏会とともにオープンしたペンション・モーツァルト。
もとも と文学や音楽が好きのオーナーが、単なる宿泊施設ではなく、演奏会や講演会などさまざまなイベントを開催するサロンとして、ペンションをはじめました。この山中湖の地を選んだのは、かつて山中湖に大学時代の恩師が所有されていた別荘に遊びに行って、この山中湖が気に入ったからです。

ペンション・モーツァルトが出来上がった経緯をご紹介いたします。

ペンション・モーツァルト オーナー

若し日のオーナー

「私が学校卒業後、鎌倉で過ごしておりました折、時々、私の恩師であります矢内原先生が御友人と私の下宿を訪れてくださいました。一夜の宴というのはこのような夜を言うのでしょうか、私の友人のつくったフランス料理を味わいながら、先生方のお話は仙境に遊ぶ思いのするもので、天平時代の見事な瓦のかけらを拾った話や、シャンソン歌手のダミヤの事、ショパンのピアノコンチェルトのロマンスの思い出や、様々な絵の話、訪れた地の一輪の花について、言葉は天空を駆け巡り、酔うにつれて謡がうたわれ、古い不思議なシャンソンが歌われ、詩が語られました。音楽が常に寄添って、モーツァルトのト単調やバッハのフーバが、マヘリヤ・ジャクソンの黒人霊歌やダミヤのシャンソンが夢のように聞こえました。類まれな夜であり、なんという自由な祝祭の夜であったことか。一粒一粒が意味を持ちながらも滑り落ちていく砂のように過ぎ去っていく日々のなかで、この祝祭の夜が、日々をとどめ、おおきな意味と、満天の星の輝きを与えた。

10年を経て、そのような夜が一夜、一夜の中に誕生する場としてペンションが生まれました。音楽は水のように人の心を洗って、生命に生き生きとした力を与え、自由な飛翔の翼を与えるものとして常に寄添っていてほしかった。マージナリア・コンサートはこのような経過を経て生まれたのでした。」

― マージナリア・コンサート80回記念の折りに

ご宿泊のお客様の声

オーナーがとても親切で居心地がよいです。

オーナーさんもとても親切な方で、よくしてくださいました。勉強になるお話もたくさんしてくださいました。
オーナーさんから紹介していただいた本を夜にお借りしました。皆で読みました。息子は3冊も夢中になって読みました。

大変、癒やされる居心地の良いペンションでした。 オーナーの人柄でしょうか・・・

オーナー様は、とても博識でとてもいろいろな話をして下さり、小学生の娘を孫のように可愛がってくださいました。
また、富士山を撮影したいという私の願いを満たすべく、朝の日の出の時間、撮影場所まで細かく地図に書いて教えてくださったり、オーナー様の素晴らしい人柄に感謝し、心洗われた最高の休日となりました。

オーナーさんのお人柄溢れるお話が楽しく、ゆっくりと疲れを癒すことができました。

オーナーも、ちょっと博士っぽい雰囲気で益々興味深い。
夜は天体観測に連れて行っていただき、恥ずかしがりやで人見知りの息子に沢山話しかけてくれました。照れて全然話すことが出来てませんでしたが、実はものすごく喜んでました。
機会があればまたお邪魔して、今度は私がオーナーさんからいろんな話を聞いてみたいです。

小学5年の息子の「なぜはるか遠い星の光が地球に住む僕たちの目にどうやって届くの?」という問いにたっぷり時間をかけて説明いただきました。
オーナーの語りは人を惹き込み芸術そのものです。難しい話にも笑ったり真剣に聞き入ったり。こういったこともペンションならではです。
お勧めの場所や道順(抜け道)など丁寧に教えていただき、少しピアノを弾かせていただき、家族で満喫しエネルギーを充電しました。
家族にとって、P.モーツァルトは特別な場所になりました。

気さくなご主人が色々なお話をしてくださったり、花火、天体観測など様々なイベントも用意してくれて、フェスが終わってもまだ楽しみがいっぱいで。
翌日ノープランだった観光も、ご主人さんから色々なプランを教えてもらい、渋滞も回避してドライブに行くことができました。

なんといってもオーナーさんの心暖まるお話しが素晴らしく、本当に毎回心に響きます。

何と言ってもオーナーが素敵な方でした。とても博学な方で色々な話をしていただきました。ついつい2人で聞き入ってしまいした。
次の日も朝食をとりながらお勧めの観光スポットを教えていただいたり、リビングにあるコレクションの説明をしていただきました。そこでも知識の豊富さに感服致しました。
帰りの車の中では自然とオーナーの事を”先生”と呼んでいました(笑)
大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。

宿泊中は短い時間でしたが、オーナーのご主人も優しく魅力のある方で、今までの経験からくるお話は凄く面白く、また色々聴きたくなります。

夕飯を食べてから、外で星を見て、花火をして、娘はペンションのオーナーにとても懐いて、楽しい一時を過ごせました。

一番のオススメはオーナーのお人柄だと思います!話が面白いし知識も経験もすごい。
チェックアウトの後に少ししかお話できませんでしたが、皆、ファンになってしまいました。

ご主人とペンションの雰囲気が最高でした!ご主人の宇宙と星の話も楽しかったです。

オーナーがとても博識のある方で、ありとあらゆるジャンルのお話をすることが出来ました。

2 Responses to “オーナーのご紹介

  • とても素晴らしい、心こもったフランス料理を堪能しました。久しぶりで落ち着いた知的な雰意気で別荘にいるように感じました。これからも時に触れてお世話になりたいとおもいます。男声合唱で先年亡くなられた多田武彦氏作曲尾崎喜八氏作詩の「音楽的な夜」(曲集樅の木の歌より)をそっくりな情景を思い浮かべました。いずれ同好の仲間とも訪れたいとおもいます。ありがとうございました。

  • 2022年元旦にK299に宿泊。文学・音楽・美術のディレッタントである私を慮って娘が予約してくれたのでした。ロビー兼リスニング・ルームに足を踏み入れた途端、陶然といたしました。グールドやリパッティのLPボックス、壁に掛けられたムンクのエッチングなど、世紀末から20世紀前半にかけての文学作品の数々、みすず書房や思潮社の刊行物…さり気なく置かれている家具や装飾品…私にとってどれもこれも近しいもので、他のヴィジターがかけていたモーツァルトの楽曲を聴きつつ至福の夜となりました。オーナーの造詣の深さに感嘆しつつ、タンノイから流れ出る弦の音の心地良さに酔いしれました。食事も美味しくて最高の年始となりました。翌朝6時前、見晴台へ富士山を観に行きましたが、富士山の積雪部分が雲隠れして、残念ながらピンクに染まる富士はお預けとなりました。
    オーナーの西岡さんとはチェック・アウトの折に少し話す事ができましたが、やはり思っていたとおりの同年代の方で、2言3言話しただけで旧知の友と出会ったような感じが致しました。西岡さんの造詣の深さ・趣味の良さがそこかしこに溢れていて、とても居心地の良いペンションでした。ありがとうございました。

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