A・ジャコメッティ

ペンション・モーツァルト・オーナーに感銘を与えた著名人たち

A・ジャコメッティ / 彫刻家、画家、詩人

アルベルト・ジャコメッティ

私の『PORALIS』。

「明日はもっとよく見えるだろう」

「今これを壊すのは、喜ぶべきことだ、なぜならそれはもっと美しく私の命と共に甦ってくるから」

破壊と、創造の間を揺れる振り子は、永久に静止する事はない。
この歩みを支えるパッションは、何を見つめているのだろうと、永いあいだに身に付いた習慣のように、今までずうっと思い続けてきました。

本能の命ずるままに、目に見えぬ極点を目指し、獲物もない雪原を生死を超えて疾駆する孤狼のような、巨大な謎の中心に人を駆り立てる宿命的な『人間性』に、この人を知ったとき、私は始めて出会いました。
はたして、宇宙のなかに、このような宿命性をもって生きる存在が、人の他にありうるのだろうか。
もし在れば、人は宇宙に花を咲かせるような、どれほど見事な結婚をそれらの心となせるだろう。

全てのものの営みを「意味あるもの」と慰め照らす救いの火を掲げて止まない、それら全てのキリストに私は捧げよう、あのオルペウス教の祈りの言葉を。

『我は天と地との子なり、されどわが血統は天に属す』

たとえ、全人類が、この宇宙を去ったとしても、このような人の輝きを人類が生み出す限り、人類は宇宙史のなかに、くっきりと星の輝きのような光りとして記き残されるであろう。

ウン?!、ちょっと誇大すぎましたね。

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