人の持つ一番美しい力!

聖なる森Ⅰ

素子さん、

僕は4、5才のガキ大将の時、思いました。
‘男は人前で泣いちゃいけない’、いつも苦虫かみつぶしたみたいな、おじいちゃんに教えてもらったからです。

その教えをせっかくウン十年も守ってきたのに、素子さんに出会ったトタン感染し、もろくも崩れて、‘ 男だって泣いてもいいんだ ’と、初めて知って、タガが取れてしまいました(笑)。

もうあとは、天下無敵のこわいものなし!
お星さまだって、涙の濾過器をとおした方が、潤んで瞬きまくり、ああ~、ロマンティック、得した気分になります。

昔、サハラ砂漠をベドウィンと2ヶ月かけて縦断したとき、サハラで普通ではとても体験できない、様々な星の深い体験をしました。

それは‘生命のダンス’といわれるベドウィンの‘ラクスシャルキー’(ベリーダンス)に出会ったときにも起こりました。

森の歌声

1000頭に及ぶラクダのキャラバンですが、サハラに出立することは、いくら‘砂漠の民’ベドウィンといえども、女達にとっては、父、夫、血族の男、子供との永久の別れを、そのつど覚悟しなければなりません。

女達は、キャラバンの無事を、命をかけて‘ラクスシャルキー’の舞いに託し、狂ったようにその祈りの熱を天に届けるのです。

女たちのBelly(腹)は、その中に全ての命あるものの苗床となる豊饒な大地を宿し、そのなめらかな美しい肌の輝きはすべてを育むエネルギーを無償で与え続ける太陽のものでした。
そして生命そのものの熱の発露、太陽や大地のビートを打ち続けたのです。

私はそのビートに共振し、まるでこの地球に初めて生まれた、たった一粒の脈打つものになったかのように震えていました。

土と水の大地に、初めて生命が誕生するのを目撃しているかのように、私の中に生命の新生するのを感じていたのです。

聖なる森Ⅱ

大サハラへのキャラバンの出立の前夜、天を焦がすかがり火にあおられ、
千頭に及ぶ駱駝の雄叫びに天地が揺らぐ中を、何昼夜にわたり踊り続けられてきたエロス(生)とタナトス(死)のせめぎ合う、生命の燃え上がる大炎‘ラクスシャルキー’が、かがり火が消えると共に終わり、

人の息さえ聞こえぬ静寂があたりを包んだ時、人が天に捧げたこの供物を確かに受け取り、このけなげな人の覇気に共鳴りし、天が歌うのが聞こえるように思いました。

それは、湿気のない砂漠では星が瞬かないのに、満天の星が人の小さな命に共感するように、美しく瞬いてくれたからです。
そして、それは私たちの涙により、更なる大銀河の壮麗な瞬きへと変貌していくのです。

素子さんの涙は、ものごとをこのようにメタモルフォーゼさせ、昇華させる術を私に教えます。
人の持つ一番美しい力です。

その素子さんのコンサートを私どもで催させていただきます。

2006年7月1日(土)~2日(日)
ヒーリングピアニスト/河上素子さんと、風鈴演奏家/吉田慎さんのコラボレーション

・ヒーリングピアニスト 河上 素子 さん
・風鈴 演奏家 吉田 慎 さん                       

トッテモ、面白いコラボレーションですね。
でも風鈴なんて、それを発想した吉田さんがエライ!、感心しました。

2日は、富士の聖地にご案内します。
富士の美しく深い森の奥ですから、素人は入れません(笑)、
私なり山小屋の主人なりの案内がない限り出てこれませんので!
人の手つかずの偉大な森です。
ぜひこの機会に味わってくださいませ。

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