12月10日 皆既月食

10日の皆既月食は、いかがでしたか。

たくさんお客様と一緒に、全員ホカロンをイッパイ付けて、おっ!、プチプチシートを敷いて寝っ転がって見てるカシコイ人もいたりして一部始終見てしまいました。

寒いので、焼き芋を懐に入れ、甘酒で身体を温めながら、子供たちもお空を見上げて、感動のあまり走り回ってお祭り騒ぎでした。

肉眼で見てもすごかったのですが、天体望遠鏡で見ると、満月を覆っていく地球の影の円周が月に比してものすごく大きく、宇宙のリアリティを感じました。
また赤と金が半々の満月のときには、まさに球に見えて、感動的でした。

皆既月食の一番ステキなところは、赤くなったとき、全天の星が生き物のようにだんだんと輝きを増し、新月の時のように見事に輝くことです。

今回は月が牡牛座の角の間にいたので、赤い月のおめでたを祝うかのように見事な星々が参集しました。
おまけに双子座流星群の流れ星まで訪れてくれたのです。

天体望遠鏡で見ると、木星のガリレオ衛星、オリオン大星雲やアンドロメダ大銀河や冬の天の川、昴やヒアデス星団、冬の見事な星座が楽しめました。

皆既の始まりには昴も点のような星の並びが皆既になると、全天一美しいものとなり、その推移がとてもステキでした。

しかし冬の星空の圧巻は、なんと言っても宇宙のダイヤモンド シリウスです。
その圧倒的な輝きの神秘なことは目に焼き付いて離れません。

深夜までお祭り騒ぎをした子どもたちが、すやすや眠る夜明けには、赤い月に負けじと神秘的な紅富士まで見えて、なんという幸せな夜だったでしょう。

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