宇佐見 英治

宇佐見 英治 / 仏文学者、詩人

宇佐見 英治

天地の境なく、飄々として風をわたる先生、お元気ですか? 『ユマニテ』『コレスポンダンス』ヨーロッパ文化の中心磁場を、私はこの方から学んだ。その書かれたものには、ただ一点の瑕疵も曇りもない、パルテノンや高麗白磁を目の前におかれたのと同じだ。息をのむ。

『自分は書くために生きている。何かを書こうとするとき、いつも永遠の時を思う。彼方に無限の時間があるように思わなければ、どんな雑文も書くことができない』

永遠、無限を思うことは自分の生死を超えること、この厳粛な覚悟のなかに生まれくるものが、人をして天上に導かぬことがあろうや!

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